25週772gで生まれた次女 自宅から3時間以上離れた病院で…転勤の多い家族が直面した苦労
妊娠・出産では思いがけないトラブルに見舞われることがあります。2人の娘を育てる北海道の女性は、経過は順調と言われていたにもかかわらず、実家に帰省していたときに突然破水。妊娠25週で緊急帝王切開となり、772gの次女を出産しました。
河原夏季
2025.09.20
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朝5時、尿もれのような感覚が
「朝5時くらいに尿もれのような感覚で目が覚めました。でも、破水だとは思わなくて……」
北海道留萌市に住む髙橋日奈さん(38)は、2019年4月、予定日よりも105日早い妊娠25週0日(妊娠7カ月)で体重772g、身長31cmの次女・愛乃(あいの)さん(6)を出産しました。
多くの赤ちゃんは妊娠37〜41週(正期産)で生まれ、平均出生体重は約3000g、身長は約50cm。妊娠22~36週は早産になります。
髙橋さんは当時、北海道中部に住んでいましたが、幼稚園の年長クラスに通っていた長女(11)の春休み中で、北海道東部にある髙橋さんの実家に2人で帰省しているタイミングでした。
「ナプキンを何枚取り替えても止まらず、母に『おかしい』と言われて、2時間後くらいに通っていた病院に電話しました」
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- 3時間以上離れた自宅から駆けつけた夫
- 病院の説明を1人で聞く心細さ
- 転勤生活で病院選びの大切さを実感
- 出生体重よりも重いランドセル
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