27週778gで生まれた息子、命をつないだ「ドナーミルク」 母親が語る葛藤と感謝
妊娠27週(妊娠7カ月)778グラムで生まれた長男の命をつないでくれたのは、ほかの母親から寄付された母乳「ドナーミルク」でした。
河原夏季
2026.08.29
読者限定
早産などで1500グラム未満で生まれる小さな赤ちゃんにとって、母乳は感染症やおなかの病気を防ぐ大切な存在です。しかし、赤ちゃんが生まれてもさまざまな理由で母乳が出ないことがあります。自分の母乳が出るまでの間「ドナーミルク」を使っていた女性が、当時の葛藤と感謝を語りました。
突然の出産、27週778gで生まれた長男
神奈川県に住む海野(かいの)若奈さんは2023年、妊娠27週2日で778グラムの長男を出産しました。「とても小さく、鳥のひなのようでした」と振り返ります。
妊娠7カ月の妊婦健診で医師から「母子共に危険な状況。もう妊娠を終わらせるしかない」と、重い言葉が伝えられたといいます。血圧が200を超えていたからです。
海野さんは前日から足や顔のむくみが気になっていたものの、突然の出来事に頭が真っ白になりました。医師から夫への説明では、万が一のとき「母親(海野さん)と子ども、どちらの命を優先しますか」と伝えられていたそうです。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、2765文字あります。
- 「悔しく、申し訳ない」葛藤を抱えた母親の決意
- 誰かに頼ることは「恥ずかしくない」
- 「授乳期にしかできない社会貢献」
すでに登録された方はこちら