ひとりで「授乳室」に入る母親、その理由は…少しずつ広がっている〝搾乳〟マーク

授乳室を使うことに「申し訳ない」と感じる母親がいます。その理由とは。
河原夏季 2025.04.19
読者限定
神奈川県の商業施設に設置されていた案内板。授乳室だけでなく「搾乳室」と書かれています

神奈川県の商業施設に設置されていた案内板。授乳室だけでなく「搾乳室」と書かれています

小さな赤ちゃんを出産した母親が抱える悩みのひとつに、「搾乳」があります。母乳の分泌量を保つために数時間おきに搾乳する必要があり、外出先で搾乳しなければいけないことも。

そんなときは施設の授乳室を探しますが、赤ちゃんは入院しているため、「授乳室を母親ひとりで利用することに申し訳ない気持ちになりました」と周囲に気兼ねしてしまう人もいます。

母親たちが引け目を感じることなく外出先で授乳室を使えるように、「搾乳室」のマークを併記する施設が少しずつ広がっています。

【登録無料です】この記事は、メールアドレスをご登録いただくと無料で最後まで読むことができます。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2730文字あります。
  • 「授乳室で搾乳しづらい」母親の悩み
  • 「搾乳できます」マークで伝える
  • 記事への反応「想像しただけで胸が締め付けられる」
  • 小さく生まれた赤ちゃんの母親でなくても

すでに登録された方はこちら

読者限定
見過ごされてきたミックスルーツ当事者のメンタル不調 必要なサポートは
読者限定
1000g未満で生まれた双子 「気楽なことは言っていられない」親の不安...
読者限定
「頑張っているわが子に、かわいい服を選んで着せてあげたい」 体験を生か...
読者限定
早産で生まれた赤ちゃんの家族 「おめでとう」祝福の言葉への受け止め方は...
読者限定
海外ルーツの小学生、休み時間に運動遊びしづらい? 「校内のバリア」がア...
読者限定
28週1730gで生まれた陸上・山縣亮太選手「外で遊ぶのが大好きで、元...
読者限定
「障害って何?」〝命の授業〟で子どもたちの答えが変化 「普通じゃない」...
読者限定
31週900gで生まれた大学生 「小さく生まれてもここまで成長できたこ...