33週1458gで生まれた息子 発達がゆっくり、ASD…「彼は彼らしく」と思えるまで

早産などで小さく生まれた赤ちゃんのなかには、成長発達がゆっくりだったり、発達障害と診断されたりする子どももいます。息子が「自閉スペクトラム症(ASD)」と診断された母親に話を聞きました。
河原夏季 2025.07.12
読者限定

産休の1週間前に破水

佐賀市に住む江口玉恵さん(43)は、2012年2月に妊娠33週(妊娠9カ月)で1458gの男の子を出産しました。

「妊娠したら無事に生まれるもの」と思っていましたが、妊娠初期に切迫流産のため1カ月半ほど自宅安静に。その後の経過は良かったものの、産休まであと1週間という日の夜、急に破水し、陣痛を経て2日後に長男が誕生しました。

【登録無料です】「朝日新聞記者マイストーリーレター」では、毎週土曜日に「小さく生まれた赤ちゃん」に関するストーリーや情報を配信しています。メールアドレスをご登録いただくと、記事を最後まで読むことができます。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3468文字あります。
  • 幼稚園で感じた「差」
  • 「早く産んだ負い目があった」
  • 小さなことでも大きな喜びに
  • 「僕は大きくなったよ」

すでに登録された方はこちら

読者限定
「夜中にひとりで泣いていた」 漫画『コウノドリ』の作者、連載を続けた原...
読者限定
「日中ハーフは中国寄り」「国に帰れ」 差別発言を受けても大学生が発信続...
読者限定
漫画『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウさんが語る〝NICUの忘れられない...
読者限定
11月17日は「世界早産児デー」 家族の96%は知っているけれど…〝非...
読者限定
24週600gで生まれた6歳の男の子、初めての80m〝親子ラン〟「『よ...
読者限定
妊娠23週444g、26週701g、28週560g…小さく生まれた本人...
読者限定
本当に「怖い」のは誰なのか 反差別を訴える人びとの声、日中ハーフが感じ...
読者限定
25週760gで生まれた大学生 〝周産期心理士〟をめざして学ぶ日々「新...