早産の8割が後期早産 「早産の中では遅いし、正期産でもない〝宙ぶらりん〟」親の思い

早産で生まれた赤ちゃんの多くは、妊娠34~36週で生まれた「後期早産」の赤ちゃんです。朝日新聞のアンケートに届いた、後期早産児の親や本人のコメントを紹介します。
河原夏季 2025.07.19
読者限定
画僧はイメージです=Getty Images

画僧はイメージです=Getty Images

早産の8割が「後期早産」

多くの母親は妊娠37~41週(正期産)で出産し、22~36週は早産となります。その早産のうち、8割ほどが34~36週の「後期早産」です。

朝日新聞の企画で、3年前に「小さく生まれた赤ちゃん」をテーマに体験や必要な支援を募ったところ、34~36週で生まれた赤ちゃんを育てる親からは、「後期早産」ならではの声が届きました。コメントの一部を紹介します(年齢などの情報は2022年11〜12月当時)。

【登録無料です】「朝日新聞記者マイストーリーレター」では、毎週土曜日に「小さく生まれた赤ちゃん」に関するストーリーや情報を配信しています。メールアドレスをご登録いただくと、記事を最後まで読むことができます。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2251文字あります。
  • 早産の中では遅いし、正期産でもない(30代女性)
  • 後期早産児の発達、知りたかった(40代女性)
  • つらさを押し殺してしまうことも(30代女性)
  • 明るい言葉に胸が苦しくなった(30代女性)
  • 出産から就学まで継続してサポートを(40代女性)
  • 35週2138gで生まれた私(30代女性)

すでに登録された方はこちら

読者限定
「夜中にひとりで泣いていた」 漫画『コウノドリ』の作者、連載を続けた原...
読者限定
「日中ハーフは中国寄り」「国に帰れ」 差別発言を受けても大学生が発信続...
読者限定
漫画『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウさんが語る〝NICUの忘れられない...
読者限定
11月17日は「世界早産児デー」 家族の96%は知っているけれど…〝非...
読者限定
24週600gで生まれた6歳の男の子、初めての80m〝親子ラン〟「『よ...
読者限定
妊娠23週444g、26週701g、28週560g…小さく生まれた本人...
読者限定
本当に「怖い」のは誰なのか 反差別を訴える人びとの声、日中ハーフが感じ...
読者限定
25週760gで生まれた大学生 〝周産期心理士〟をめざして学ぶ日々「新...