25週760gで生まれた大学生 〝周産期心理士〟をめざして学ぶ日々「新生児医療の現場に関わりたい」

予定日よりも3カ月以上早く760gで生まれた女性が、18年経ったいま、産科やNICU(新生児集中治療室)で家族の心理的ケアにあたる周産期心理士をめざし、大学で学んでいます。幼い頃、病院であたたかく接してくれた心理士や医師は憧れの存在。病院は「自分が肯定される場所」だったと話します。
河原夏季 2025.10.18
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ペットボトルくらいの大きさで生まれて

東京都に住む大学1年生の但馬芽吹さん(18)は、母親が妊娠25週0日(妊娠7カ月)のときに、体重760g・身長31.2cmで生まれました。

「親からは、足を曲げると両手に収まる、500mlのペットボトルくらいの大きさだったと聞きました」

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  • 勉強は苦手ではなかったけれど
  • 紆余曲折を経て大学生に
  • 図らずも傷つけてしまうかもしれないから

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