NICUを退院した後の不安…ピアサポートで地域とつながる、日米の違い 小児科医・ふらいと先生に聞く

4年前、両手に収まるほどの息子が生まれたとき、家に帰ったあとの様子がまったくイメージできず不安でいっぱいでした。現在アメリカで研究をしている小児科医の「ふらいと先生」は、「アメリカは子どもを地域で育てていくイメージがある」と話します。日本とアメリカの違い、日本で広がるサポートを紹介します。
朝日新聞 theLetter 2025.03.08
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早く小さく生まれたり、病気があったりして、生後すぐNICU(新生児集中治療室)に入院しなければならない子どもたちがいます。この子は生きられるだろうか、成長できるだろうか、家に帰って生活できるのだろうかーー。親の不安や悩みは尽きません。

現在、アメリカで子どもの疫学の研究をしている小児科医「ふらいと先生」こと今西洋介さんによると、アメリカでは日本以上にピアサポートが積極的に進められているようです。

ピアサポートとは、同じような立場の人が支援すること。今回は今西さんのインタビューのほか、各地のピアサポートについてご紹介します。

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続きは、3255文字あります。
  • 日米の違い、小児科医・今西洋介さんに聞きました
  • 日本各地にある小さく生まれた赤ちゃんのピアサポート

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