「障害って何?」〝命の授業〟で子どもたちの答えが変化 「普通じゃない」「僕たちと違う子」回答から医師が感じたこと
神奈川県立こども医療センターの医師が2008年から続ける「NICU命の授業」を取材しました。
朝日新聞 theLetter
2025.05.17
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みなさんは、漫画『コウノドリ』を読んだことはありますか? 2015年と2017年にTBS系でドラマにもなりました。そのドラマで医療監修を務めた神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)の新生児科医・豊島勝昭さんが、2008年から主に子どもたちを対象とした「NICU命の授業」を続けています。
授業では、NICUに入院する赤ちゃんや家族、医師たちの仕事を紹介しながら、病気や障害のある子どもや家族が生きづらくない社会について考えていきます。
豊島さんは授業の冒頭でいつも、子どもたちに「障害って何かな?」と尋ねるそうです。みなさんが授業を受けていたら、なんと答えるでしょうか? 大人でも答えがすぐに見つからないかもしれません。
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- 「ダイバーシティ」や「共生」と言われているけれど
- 最初から受け入れられる夫婦は多くない
- 家族が街で感じた「障害」
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