1000g未満で生まれた双子 「気楽なことは言っていられない」親の不安や成長

双子などの「多胎妊娠」は、赤ちゃん1人の妊娠に比べ、早産のリスクが高いといわれています。朝日新聞のアンケートに届いた、極早産児(妊娠28~31週)や超低出生体重児(1000g未満)の双子の親のコメントを紹介します。
朝日新聞 theLetter 2025.06.21
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妊娠37週未満で生まれる早産の赤ちゃんは、年間およそ20人に1人いると言われています。

国立成育医療研究センターのサイトによると、「2018~2022年の間に成育医療研究センターで分娩した双子で、妊娠37週未満の早産は44%、妊娠32週未満の早産は7%、妊娠28週未満の早産は3%」だったそうです。双子などの多胎妊娠の場合、早産のリスクが高くなることが表れています。

画像はイメージです=Getty Images

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朝日新聞の企画で、3年前に「小さく生まれた赤ちゃん」をテーマに体験や必要な支援を募ったところ、小さく生まれた双子の赤ちゃんを育てる親からも「不安だらけだった」「生まれてくれただけで幸せ」といった声が届きました。2023年に配信した記事の一部を紹介します(年齢などの情報は2022年11〜12月当時)。

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続きは、2634文字あります。
  • 「とにかく無事なのか?」と申し訳なく…(40代女性)
  • 予定日より2ヶ月半早く(30代女性)
  • 妊娠出産は奇跡(30代女性)
  • ポジティブな情報がもっとあれば(30代女性)
  • 「普通とは何?」何度も悩んだ(40代女性)
  • 妻のことが心配で…親世代への周知を(30代男性)
  • 気楽なことは言っていられない(40代女性)
  • 前向きに育てていきたい(40代女性)

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